昭和国産腕時計 セイコークラウン 23石 14KAGF 稼働品

1961（昭和36）年8月に諏訪精工舎より製造販売され当時の高級機として登場しました。名前にクラウンと付きますが「グランドセイコー」のマイナーチェンジなのかと思う内容の時計です。実際に多くのムーブメントの部品が共用出来ます（内緒ですが） ムーブメントの仕上げの良さや、リューズを引き出すと秒針が止まる「秒針規正装置」が搭載されているところや、防汗パッキン入りのケースなどグランドセイコーの特徴を持っています。出品の物は1963年6月製造の14k80μの総金張りのケース（15021E）でラグ先端の状態も良好な状態です。風防も良好です。文字盤の状態も良好だと思います。個人的にグランドセイコーより控えめなこの文字盤に好感を持っています。控えめなのに中身は一流なところが.流石やるね.と勝手に思っています。 修繕履歴は2006年2月に行っています。それ以降は不明です。歩度測定器の測定画像を最後に載せています。金張りケースのラグのメッキ剥げ予防として革ベルト（新品）を着けています。金張り時計は派手だからと気にされる方が多いかも知れませんが、控えめな文字盤とドーム型風防のポッコリしたケースと革ベルトのコラボは派手さより気品を感じさせます。そう思うのは私だけですかね。